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Daisy
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シエナ
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レネー
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リリー
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デイジー
字幕テキスト(Sienna’s story)
イギリスに住む女性の3人に一人が人生で一回は中絶を経験します。
このビデオはイギリスに住む若い女性の中絶体験の聞き取り調査をもとに作られたものです。
―――――――――――――――――
わたしの名前はシエナです。23歳で大きな会計士事務所で働いています。まだ23歳なのに変だと思われるかもしれないけど私はこの仕事が大好きです。もう何年かここで働いていてこの職場はとてもいいし自分もキャリアを積んでいる実感があります。
妊娠は元カレとのセックスで起きました。彼がFacebook でメッセージしてきて、よくある話よね。しばらく友達としてメッセージのたわいのないやり取りをしていたの。友達として飲みに行くことにしました。セックスするなんてちっとも考えていなかったわ。
その夜、飲みに行ってとても楽しくて、昔話なんてして大笑いしたわ。しばらく彼が私を気にしていることを楽しんでいたの。そしてある瞬間、家に帰りたくないな、と思ったの。結局私の家に二人で帰ってきちゃった。私はもともと性的な人間なの。最近してなかったし、彼とは初めてなわけでもないし。あれこれ起こって結局泊っていくことになったの。彼は私が避妊用のピルを飲んでるか訊いたのよ。その時、今でもどうしてそんなこと言ったのかわからないんだけど、私は彼に「気にしないで、大丈夫よ」って言ったのよ。どんな避妊も使ってなかったのに。
何年か前にインプラントを使ってみたんだけど、うまくいかなかったのよねー。友達が使っていていいアイデアと思ったんだけどずっと出血してて。結局取り出して月経周期が落ち着くまでしばらく待つ必要があったのよね。
セックスのあと、すぐ「なんとかしなきゃ!」て思ったわ。緊急避妊ピルしかないと思って翌日はそれを手に入れることを考えていたんだけど、あれってとっても手に入りにくいのよ!薬局に行かなくちゃだし、薬局は9時から5時までしか開いてないし。GPに予約を入れなくちゃってのも忙しくてそんなことする時間がなかったのよ。
緊急避妊ピルがもっと簡単に手に入ればどんなにいいかと思うわ。前もって手に入れておくことができて、自分の家にあったら翌朝に服用出来てこんなことにならないで済んだのに。でも手に入りにくいのが現実で72時間は過ぎてしまったの。だからもう何もできなくてどうなったかがわかるのを待つしかなかったのよ。
銅のコイルについて全然知らなかったわ!セックスの後にコイルを入れたら妊娠を避けられるなんて。ほんとにそれを知ってたらどんなにかよかっただろうと思うわ。だから中絶の後にコイルを入れたのよ。もう二度とあんな状況に陥らないためにね。
でもどうして私が知らなかったのか、それが不思議なのよ。どうしてそれについて情報が出回っていないのかしら。私は教養のある女性だと思うけど避妊としてコイルをセックスの後に入れることは全く教えられてなくて頭をよぎりもしなかったわ。
月経が遅れたとき、危険信号が鳴っているみたいに感じて「妊娠検査しなくちゃ」とわかったわ。検査とした時の2分は私の人生で一番長かった2分よ。そして妊娠が判明したの。
GPに電話して予約をすぐとったわ。でも実際にはちょっとした悪夢が待っていたわ。わたしのGPは宗教上の理由から中絶を扱っていなかったの。結局別のGPを紹介されてそのGPが中絶専門診療所の電話番号をくれたの。GPの建物を出てすぐの道路でその診療所に電話したことをよく覚えているわ。
中絶専門診療所に電話したらまず電話で診察されたわ。そして翌週月曜日に予約が取れたの。中絶の朝、タクシーでその診療所に向かったの。タクシーを降りたらそこには中絶に反対する人たちが診療所の外にいてびっくりしたわ。何の権利があってこんなことをするのか、私の決断にとやかくいうのか、ほんとうに腹が立ったわ。私の中絶の決断について何の権利もない人たちに批判されるいわれは一つもない、って怒りがわいたわ。人々がいろんな考えを持っていることはわかるけど、私が私のからだと人生に何をしようが、あなたたちは批判する権利なんてちっともないのよ!私は決心して中絶するわけだけど、そのひとたちはすごくはっきりとした映像とかを用意してたのよ。どんな医療の処置でもこんな風に写真を前もって見せられたり、医療事故の可能性で脅かされたりしないじゃない?不当よ。私の場合はそんなに大変だったわけじゃないけど、それでもその選択をしたわけよ。そして考えたのが、もし私がレイプされた結果の妊娠だったりもっとトラウマのある体験のある人だったら、てさ。中絶に反対する人の意見を無理やり押し付けられるなんて本当にフェアじゃないわ。
まあでも私は無視して診療所に入って出てきたんだけどね。中絶の後は本当にほっとしたわ。もう悩まないで済むとわかって本当に気が楽になったの。いろんな感情が起こるんじゃないかって予想してたんだけど、変なんだけど悲しみや困惑、そんなものは起きなかったわ。あんまり何にも感じなかったからそれで罪の意識を感じたほどよ。でも私は正しい選択をしたって本当に確信していたのよ。
だから中絶がすんでからわたしは中絶について誰にも言わなかったの。必要を感じなかったのよ。
しばらくして友達が妊娠して中絶したことを知ったの。だから彼女に自分の体験を話したのよ。それは役に立ったみたい。私にとっても身近な人が中絶経験があるっていうのは助けになったの。彼女の母親も彼女が小さかった時に中絶をしたって教えてくれて、それでこんなによくあることなのに全然それについて話さないってことに驚いたのよね。
なんで中絶について話すことに気後れするのかしら。友達や身近な人とも全然話さなくてなかったことにされてるのよね。
中絶みたいな経験をしているとき、サポートがあるってとても大切でもっと多くの女性がその体験をオープンに話せる機会があるといいと思うわ。
―――――――――――――――――――――
シエナ レベッカ・スミス
他 マリア・デイビス
リチャード・ウッドワード
この録画はルイーズ・ブーリー、レズリー・ハガート、ビクトリア・ニュートンの調査をもとに作られたものです。調査はマリーストープインターナショナルのスポンサーで、オープンユニバーシティーが調査を出版しました。
技術アドバイス リサ・ホールガーテン
中絶反対の写真 1 Internets_dairy through Creative Common
2 Abortion Debates in Pulic Space Aston University
カメラと音声 アンドリュー・リックス
監修 アラン・ケリー
監督・プロデューサー トニー・コー
Two Cats Can Production for The Open University
字幕テキスト(Renee’s story)
イギリスに住む女性の三人に一人が中絶を経験している。
このビデオは中絶を経験したイギリスに住む若い女性へのインタビューをもとに作られたものです。
―――――――――――――――――
わたしの名前はレネー。19歳よ。私はファッションに関することなんでも大好き。オンラインでファッションやメイクについての録画を公開したりしてるの。将来はファッションの専門学校に行ってデザイナーになりたいと思ってる。
彼とは学校で出会ったの。同級生なのよ。話し始めて、年末には付き合い始めてたわ。周りの子たちも付き合い始めてたのよね。
付き合い始めて二年がたつわ。なかよしよ。
ピルは使ったのことがないの。片頭痛があるから使わないほうがいいって言われてるし。だからいつもコンドームを使ってたの。ある日コンドームが裂けちゃったんだけどそれまで全然問題なかったの。そんなの初めてだったわ。すぐに緊急避妊ピルを手に入れて飲んだわ。
一・二週間後かな、生理みたいな軽い出血があったのよね。だから緊急避妊ピルが効いて大丈夫だと思ったのよ。しばらくして胸がなんだか痛くなってきたの。でも整理が来るだろうと思ってた。でも来なかったのよ。
どうすればいいかわからなかったわ。なんとか彼には話したの。彼に話すの、とても緊張したわ。どうしてだかわからないけど彼は困るんじゃないかって思ったのよね、最初に。分からなくなってるのよね、パニックよ。
彼が妊娠検査薬で調べよう、って言ったのよ。だからスーパーに行って妊娠検査薬を買って彼の家で調べたの。陽性だったの。妊娠してたわ。
最初は赤ちゃんを産もうかなって思ったわ。もう安定した仕事があったのよね。不動産屋で内見の案内の見習いをしてたの。もうAレベル(高卒資格)は受けてたし。だから最初は妊娠を続けようと思ったのよね。
でもそのあと自分のことを考え始めたの。このまま一生不動産屋で働くのでいいのかな。耐えれるかな。私の人生それだけでいいのかな、ってね。
わたしが人生でしたいことについて考えなくちゃ、赤ちゃんを今持つことはほんとに正しい選択なのかな、って考え始めたのよ。
彼は若くして父親になるってこと、あんまり実感がなかったみたい。子供を持つって責任を負えるかって。
決断のきっかけになったのはある週末。彼は大学に通う兄弟のところに泊まりに行ったの。わたしは仕事でとってもしんどい週末だった。
帰ってきてから彼がまだ父親になる準備ができていないって認めたの。私も同じ気持ちだったわ。
誰かの親になる責任をまだ背負える気がしなかったのよ。だからクリニック(中絶専門センター)に電話して予約を取ったわ。彼はその予約、一緒に来るって言ってくれてとっても支えになったの。彼と一緒に中絶のことを決めれたこと、嬉しかった。
オンラインで色々調べてて、中絶薬がいいなって思ってたわ、手術よりね。クリニックで超音波検査したらもう妊娠15週過ぎてて薬では中絶できなかったの。
結局、麻酔の効いてる状態で手術の中絶を受けたの。このやり方だったら一回で済むから。
手術が終わって目が覚めた時、泣いてたわ。もうこれでおしまいって気が付いたんだと思う。
中絶の後、どんな避妊方法がしたいかクリニックが訊いてくれたの。失敗しちゃったからもうコンドームは選ばないわ。偏頭痛に影響しない経口避妊ピルを看護師が紹介してくれたの。
いままで毎日真面目に飲んでるけど問題ないわ。もし副作用が出たら別の避妊方法を使うと思う。
クリニックの看護師が言ってたけど、避妊ってのは自分に合うものが見つかるまでいろいろ試す必要があるんだよね。
―――――――――――――――――
Renee Sahara Dennis
Shail Wright
Amira Garwood
Samuel Wedhanye
Louise Bury Lesley Hoggart Victoria Newton の調査研究に基づいて作成されました。
マリーストープスインターナショナル 資金
The Open University出版
Technical Adviser Lisa Hallgarten
字幕テキスト(Lily’s story)
イギリスに住む女性の三人に一人が中絶を経験している。
このビデオは中絶を経験したイギリスに住む若い女性へのインタビューをもとに作られたものです。
―――――――――――――――――
わたしはリリー、18歳でダンサーになるのが夢なの。それが私がいまは子供を持ちたくないって理由。
妊娠するって結構大変なんじゃないかって思ってたわ。周期のある時じゃないと妊娠しないっていうし、不妊で悩んでるカップルもたくさんいる。何年も治療を受けてても結局妊娠できなくて子供が持てなかったりするじゃない。
だからこんなこと起こらないと思ってた。そんなに簡単に妊娠ってしないと思ってた。
経口避妊ピルを飲んでるわ。でも毎日飲むのがそんなに大事だなんて知らなかったわ。
私の彼は大学生でたまにしか会えないの。一日くらい飲み忘れても大丈夫って思ってたわ。大丈夫じゃないって今ならわかるけど。
彼のところに行ってたのよ。しばらく会ってなかったから飲みに行ってお互いに夢中だったのよ。ピルを持っていくのを忘れちゃったけど、彼に中出ししないでって言えばいいやと思ってた。
彼に外で射精してねって言ったのよね。でも実際その時には私も気にしてなかったと思うわ。彼と一緒にいること以外に気が回らなかったのよ。
その夜、緊急避妊ピルを飲めば大丈夫って思ったわ。でも緊急避妊ピルのこと忘れちゃったのよね、忘れるべきじゃないけど。前にもピルを忘れたことあったけど大丈夫だったし。
生理が遅れるっての?????。だってもっと若いときからずっと周期が一定だったから。
ピルの飲み忘れのこと、友達に相談してみたわ。アドバイスが欲しかったのよ。友達は、大丈夫よ、ピルの薬はからだに残ってるから一日忘れても、なんて言ってた。
でもそれからずっと頭のどこかでその心配をしてた。
だから妊娠検査薬を買ってあれをやったわけ。トイレ行って、3分待って、ってね。そしたら陽性だったのよ。
彼には相談できる気がしなかったわ。彼は私より年上で大人だったから子供を持ちたがっただろうから。
でも私には早かったの。ていうか、私たちにはまだ早かったのよ。分かれちゃうと思った。耐えられる自信がなかったわ。
だからお母さんに相談したの。他に誰のところに行けばいいかわからなかったわ。
ひとってすぐ批判的することもあるから。とっても親しい気がしててもね。理解してくれないのよ。お母さんだけに相談出来たわ。
だから中絶するかどうかって考えてた時、クリニック(中絶専門センター)にはお母さんと一緒に行ったわ。
クリニックに到着したとき緊張してた。怖かったわ。何が起こるかわからなくて怖かった。
クリニックのスタッフはみんなとっても優しかった。批判された気がちっともしなかった。
クリニックにはわたしみたいな人がたくさん来るのよね。だから私たちにとってそれが大変なことってことを知ってるのよね。
だからクリニックができるだけリラックスできるように工夫してくれた。ずーっと怖がっていないで済むようにね。
全部終わったとき、一安心って思ったわ。それからしばらくして、(中絶したことに)打たれたのよ。
中絶は私の内面を変えたと思う。カウンセリングを勧められたけど自分で何とかしなきゃって思ったの。自分がやったことの結果なんだから成長して乗り越えようって思ったのよ。
こうやって話すのも中絶のことを考えるのも辛いけど、やっぱり中絶が正しい選択だったと思うわ。
こどもを持つのには早すぎるわ。まだ18歳よ。若いっていうか人によっては私だって子どもって言うでしょ。
子どもを持つ前に自分のやりたいことがあるし、自分の人生を送りたいのよ。
まだ経済的にも精神的にも子どもを持つ用意ができてないわ。まだ成長しなくちゃなのよ。
―――――――――――――――――
Lily Hellen Tolcher
Paul Lennox
Darcie Copus
Lucy Barrett
Nicola Tolcher
この録画はルイーズ・ブーリー、レズリー・ハガート、ビクトリア・ニュートンの調査をもとに作られたものです。調査はマリーストープインターナショナルのスポンサーで、オープンユニバーシティーが調査を出版しました。
技術アドバイス リサ・ホールガーテン
中絶反対の写真 1 Internets_dairy through Creative Common
2 Abortion Debates in Pulic Space Aston University
カメラと音声 アンドリュー・リックス
監修 アラン・ケリー
監督・プロデューサー トニー・コー
Two Cats Can Production for The Open University
字幕テキスト(Daisy’s story)
イギリスの3人に1人の女性は生涯に1度中絶しています。
このビデオは中絶を経験した女性たちのインタビューを元に作られました。
―――――――――――――――――
10代の頃、自分が妊娠できるなんて思ってもいなかったんです。
生理がひどく重く不定期だったので自分には無理だと思っていたんです。
やがて医者の診察を受けに行き治療用ピルを処方してもらったのです。
ちょうどその後に初めての恋人ができたのです。
治療用のピルを飲んでいたのでそれが避妊にもなっていました。
つきあって3年が経ち、19歳の時に。
私は妊娠していることに気づきました。
正直 私はとても興奮しました。
だって、自分にはありえないことだと思ってきたのに。
突然、子どもを持てる可能性があるとなって、直感したのです。
私の場合 これは不幸なことではないのだと。
彼はそうは思わず離れていきました。
でも この子は産もうと私の気持ちは固まっていたので。
とってもわくわくしました。
でも 大変だった。
産んでから産後うつになってしまって。
赤ちゃんの世話をして恋人とも別れて。
経済的に独り立ちしてうつにも苦しめられて。
本当に大変だった。
やがて状況は改善されていきました。
今のパートナーのマイクと出会ったのです。
子どもはすくすく育ち私は再びピルを飲み始めました。
でもほどなく、ピルは信用ならないと私は思うようになりました。
以前もピルを飲んでいて失敗したからです。
なので別の選択肢を探し始めました。
友達の一人がIUDをつまりコイルを勧めてくれました。
実際、それは最良の長期的な解決法だと思えました。
いろいろ調べてホルモン無しの銅付加IUDを選びました。
それならちゃんと生理も来るし。
彼との関係の中で私は自信がほしかった。
自分が妊娠していないことをきちんと把握しておきたかったのです。
それで医者の予約を取りました。
だけど人生はそんなに簡単じゃなかった。
IUDを装着する前に子宮の中をきれいにぬぐい取る処置が必要で。
健康であることを確かめなければならず。
すべて終わって ようやくIUD装着の予約を取ったのですが。
最初の予約はキャンセルされました。
理由はよくわからないのですがとにかくキャンセルされたのです。
次の時は 予約の前日に電話があって。
医者が病気だと言うのです。
再び予約しなおすことになりました。
翌週 予約して病院に行きました。
病院でお決まりの妊娠検査を受けました。
それで検査を受けたらまた妊娠していたのです。
幼い子どものいる若い母親で。
毎日あたふたしていてどこに鍵を置いたかも忘れそうな状態で。
ピルを飲むのを忘れていたり飲むのが遅くなったりすることもあり。
だから自分が失敗したのかもと思ったけど。
私はたまらない気持ちになりました。
私たちはこのIUD装着するために予約を取ろうと努めてきたのに。
キャンセルされたりもして。
何でこんなに難しいのか理解できなかった。
たったこれだけのことをやり遂げられないだなんて。
そこで一晩中彼と話し合ったんです。
3人目の子どもを実際に育てていけるものかどうかと。
マイクには5歳の息子がいて毎週末、一緒に過ごしていました。
つまり私たちにはすでに育てている子が2人いたのです。
話し合えばあうほど はっきりしました実際的にも金銭的にも余裕はないと。
精神的にも感情的にも私たちの準備はできてなかった。
これ以上責任を負えないと思ったのです。
それで 最終的に中絶するしかないと思いました。
ややこしく難しいことになるだろうと思っていました。
でも最終的に 思ったより簡単なことだったのです。
病院のスタッフはとても親切で。
選択肢があることも説明してくれました。
2種類の中絶方法があると言われました。
1つ目は薬を使う方法です。
最初の薬をのんでから24時間後にもう一度病院に行き 別の薬をのむのです。
幼い子ども2人を育てている私にそれはちょっと難しかったので。
私たちは2つ目の選択肢外科的中絶を選びました。
手術を選ぶメリットは同時にIUDを入れられることでした。
その方が絶対にいいと思ったので手術の方を選びました。
この時も スタッフはとても親切で支援的でした。
嫌な思いをすることを覚悟していました。
無責任で未熟な若いカップルと見られるのではないかと。
でも実際は みんなとても親切でした。
マイクは素晴らしい人物で私はとても大切に扱われたと感じられて。
私たち二人で下した決断だと感じることができました。
彼はずっとそばにいてすごく支えになってくれました。
たしかに難しい決断でした。
罪悪感と折り合いをつけるために少し時間がかかりました。
でも私たちは 子どもたちにすべてを与えたかったのです。
子どもたちが必要とするすべてを与えたかった。
最終的にわたしたちはあれでよかったのだと思いました。
電話で予約したことあの難しい決断を下したことを。
今 同じ状況になっても同じ選択をすると思います。
展示会
イギリスで中絶についての展示会が行われました。
ここではその展示会についての動画を見ることができます。
オリジナルサイトの展示会のページはこちらからご覧になれます。
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字幕テキスト(展示会)
マイボディマイライフ
私たちは印象的でパワフルな空間を作りたかったのです
人の話を読むのは感動的でした
シャツやノートに書かれた話に感激しました
避妊や中絶の話はこれからも続いていくのだから
このような展示会を開くのはとても良いアイディアだと思います
この展示会は人々から物語を引き出すの隠されてしまいがちな物語を
昔の女性が中絶で経験したことそれが未だに続いていることを
だれでも大歓迎いたします
ちょっと好奇心で覗いてみた人もただ通りすがっただけの人も
中絶の経験がある人もない人も大歓迎です
だれでも中に入って見て回ってほしいんです
この展示会の魅力は
完璧に中絶をまさに今生きている人の経験として見せること
人々に思い出させるんです中絶問題はまだそこにあるし
今も未解決で論争が続いていて
十分に合法化されてもいないんです
大勢の女性たちが個人的な選択をしていることを思い出させてくれます
素晴らしい展示会です
様々な角度や視点から語られています中絶する動機は人それぞれですから
ここに展示されているストーリーは多く尾人々に会話を広げます
友人と中絶について話すことで実はそれがごく普通のことで
受け容れられることだと気付かせてくれるのです
私たちがインタビューした女性たちはみな自分は独りぼっちだと感じていて
3人に1人の女性が生涯に中絶している事実を知らなかったようです
立て看板にペンキで書かれた主張は好きじゃないけど
これは目の前に立っている人が自分の思いを語っているようです
展示を見て回る人々は特にストーリーを読んでいる時などに
彼女たちが生きた女性だと実感しているのがよく分かります
人はいつも中絶に関して あまりにもせっかちに決めつけていると思います
この展示会には静かなパワーがあります
ハンガーにかかった服を通じて親しみが感じられるのです
印刷された女性の物語を読んで
来場者はハンガーにかけられた服を静かに眺めて過ごす時間をもつことで
中絶が日常的なものだと気づくのです
中絶した人の10人に6人はすでに子どものいる母親だなんて
今までちっとも知らなかったので私にはちょっとショックでした
中絶するのは若い子でどうしようもないと思ってた
でも実際にはすでに子どもがいたり
理由は何だろうとこれから子どもをもとうとする人もいるのですね
私が読んでとても新鮮に感じたのは
紙切れに書いてあったのですが
中絶をしたのはいい決断だったと思っていること
中絶できるところを見つけるのが大変だったことだとか
実経験を否定せず自分の決断に今も満足していられるのは素晴らしい
中絶に関する話を書いたことがあります実際に中絶はしないのですが
中絶するのが怖い主人公の話モーニングアフターも手に届かない
それはトランス男性だからです
忘れないでください
中絶はあらゆるジェンダーの身体の権利や自立の問題なんです
ベルファーストに行った時に集めたアイルランドの女性の物語もあります
早く変わってほしいものですが
北アイルランドでは今もほとんどの中絶が違法です
だから妊娠して 中絶が必要になったら旅にでるしかありません
そうした物語が展示されここで書き止められていきます
とても重要なことだと思います
ここで実話を書いていく人の多くには話を聞いてくれる相手がいました
自分で選択するチャンスがあったそれはとても大切なことです
アイルランドでは中絶は違法だと初めて知りました
アイルランドはカトリックだから私は性教育を受けていません
私が受けた唯一の性教育は23歳の時の職場での研修でした
最も衝撃的だったのは名前をもつ現実の女性がいないこと
ここにもまだスティグマと沈黙があるのです
ここでさえ語れない まだ秘密に包まれているんですね
今はまだ
この展示会を訪れた多くの女性はその生涯の中で中絶を経験し
その経験を受け容れていました
インタビューした多くの女性も同様で私はパワーをもらいました
大勢の女性が展示会を訪れて中絶について考えるようになりました
もっと気軽に中絶について考えられるようになったのです
自分がもう孤独ではないと知ったから
時には、20年、30年前に中絶をして初めて話したという人もいました
ステレオタイプに挑戦することはスティグマに挑戦することなんですね
若い同僚たちとこのような世界観に挑むイベントを開いてみたいです
多くの女性が自分の中絶について誰にも語ったことがないなんて
あまりにも悲しい話です
これは女性が中絶について安心して話せるチャンスなんです
おっしゃるとおり!素晴らしい!皆にお薦めしたいです!